笹山登生のウォッチ&アナライズ –


2024年1月16日

一国の若年化と高齢化の状況を示す指標として「現在の国民の年齢を合計した総年齢」のような指標は可能か?

Category: 未分類 – Tatsuo Sasayama – 3:19 PM

一つの国の若年化と高齢化の状況を単純に示す指標として「現在の国民の年齢を合計した総年齢」のような指標があるはずだが、見当たりません。
もちろん、Percapita の平均年齢に総人口を掛けることで簡単にでてきますが、いずれにせよ、その数値が高ければ、必ずしも幸福とは限らないが、プラス要因の数字とは言えそうです。
現在は、「人口の総年齢」を直接測定する特定の指標はありませんが、人口調査で使用される人口統計分析手法に関連しては、代替しうる次のような指標はあります。
通常、国の人口統計プロファイルは次のような指標を使用して分析されます。

年齢中央値:
これは、人口を数値的に等しい 2 つのグループに分ける年齢です。
半分の人はこの年齢よりも年上で、半分はそれより若いという分類です。。 これは、人口の年齢分布を示す一般的な指標です。

年齢依存率:
これらの比率は、通常は労働力として働いていない人々 (若者と高齢者) と、通常は労働力として働いている人々の比率を測定します。
これは、生産年齢人口の経済的負担を測る方法です。

人口ピラミッド:
これらは、人口内のさまざまな年齢グループの分布を示す図であり、人口が増加するとピラミッドの形状を形成します。

平均余命:
この統計は、現在の死亡率が引き続き適用された場合に新生児が生きると予想される平均年数を測定します。

一人当たりの平均年齢に総人口を乗算して「総年齢」を求めることは、必ずしも、幸福についての有意義な洞察は得られない可能性があります。
幸福は複雑な概念であり、通常は単なる人口統計データではなく、調査やさまざまな社会経済指標を通じて測定されます。

人間開発指数 (HDI) や世界幸福度報告書などの指標では、収入、教育、健康、主観的幸福評価などのさまざまな要素が考慮され、さまざまな国の生活の質が評価されます。

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