笹山登生のウォッチ&アナライズ –


2009年10月30日

区議会議員にノブレス・オブリージュを求めるのは、酷なのかな?

Category: 未分類 – Tatsuo Sasayama – 3:23 PM

このところ、一度やりたかったのと、半分ボランティア気取りで、暇をみて、近くの小学校の通学安全指導をしている。

簡単に言えば、「緑のおじさん」だ。

子供たちとの会話にも、いろいろな発見があって、面白い。

「ホットケーキの粉で、クッキー作る方法、おじさん、知っている?」なんて質問をされても、答えられるはずがない。

「大根ってのは、古代ギリシャ・ローマの時代からあったんだよ。」知らなかったぜ-。

ネットで調べたら、たしかに、古代ギリシャでは、刑罰として、大根を尻の穴に突っ込む、っていうのもあったらしい。

今の子供たちの情報源は、飛躍的に拡大しているらしい。

時に、「子供たちに注意したら、馬鹿といわれた」といって、苦情を言ってくるおばさんもいる。

今日も、そんなおばさんが来て、「このごろの子供は、どうしようもない。」っていきり立つものだから、ここは、「親に代わって」というべきか「先生に代わって」というべきか、迷ったが、結局、「子供にかわって、お詫びします。」って、謝まっている最中に、後ろから、野太い声が—-

「曲がるんだけど」そして、もう一回、「曲がるんだけど」

振り返ると、白い三輪バイクに、白いヘルメットのおっさんが—

もっとも、この道は、一方通行なので、ちょっと大きめの車は、曲がるのに、縁石ぎりぎりを使って、曲がらなければならないところだ。

でも、このおっさんの乗っているのは、三輪バイクなんで、ちょっと大回りをすれば、難なく曲がれるはずなのに—-

と思いながら、その声の主のヘルメットを見ると、黒々と「〇〇区議会」の大文字が—

そういえば、このおじさん、確か、この小学校のOBで、卒業式なんかでも、よく、見る顔だ。(お名前は、一定期間は出しません。)

しかし、このものの言い方から見る限り、区議会議員としてのノブレス・オブリージュのひとかけらも、見当たらない。

「だったら、自分で旗振ってみたらいいじゃないか。」といいたい気持ちをぐっとおさえて、にこやかに笑みのみを返した。

水戸黄門なら、ここで、「助さん、格さん、懲らしめておやりなさい。」というところだが。

それとも、このおじさん、石*伸*さん系統なんで、政権交代で、このところ、ちょっと、余裕なくして、オヤジ同様(w)機嫌悪いんかしら?なんて、余計なことも思ってしまった。

それにしても、世間一般の挨拶と、ものの言い方もしらない絶滅危惧種的な区議会議員は、これに限らず、まだ、多く生息しているのかもしれない。

元議会人である私としては、なんとも、やり切れない気持ちになった、今日の一幕ではあった。

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